3月9日に、昨年の尾瀬の入山者数は、24万7700人と環境省が計測を始めた1989年以降の最低記録を更新しており、2020年の尾瀬は「歩きやすくなっているだろうからとても楽しみだ!」と載せましたが、それ以降、新型コロナウイルスの感染拡大により、経験したことのない異常事態となっています。それでも、山開きを開催するまでにこぎつけています!
群馬県及び福島県の新聞によれば、5月21日群馬県片品村戸倉で40回目の「尾瀬山開き」が開催されました。また、それ以前の14日には、尾瀬にまたがる群馬県、福島県、新潟県等の「緊急事態宣言」が解除されています。こうした状況を踏まえて、環境省及び関係自治体そして尾瀬保護財団の8団体は22日に、23日以降の「尾瀬入山」についての対応策を発表しました。これによると、福島県及び新潟県側からは入山できませんが、群馬県側は鳩待峠までのバスが運行されることから、入山ができるようになりました。
尾瀬保護財団のホームページに載っている関係8団体連名の「尾瀬への入山自粛について」の注意書き(5月23日以降)と朝日新聞群馬版の記事を掲載します。
関係8団体の「入山自粛」についての内容を現場に当てはめてみると次の図のようになります。
20.5 5.23からの予定 正版具体的には、次の通りです。
こうした状態を承知でなら尾瀬ヶ原を歩くことはできます。
環境省インターネット自然研究所の「尾瀬沼畔及び大江湿原のライブカメラの映像」から推測すると、今年の大江湿原の雪解けは過去10年のうちでは、2016年、2018年に続いて早い雪解けでした。ですから、尾瀬ヶ原「下の大堀川沿いのビューポイント」、竜宮十字路近くの「長沢口」や北縁道の「笹山田代」などの水芭蕉群生地では、6月には「見頃過ぎ」になるのではと思われます。これらの群生地よりも一足遅く見ごろを迎える山ノ鼻の「植物研究見本園」、上田代の「原の川上川橋周辺」や見晴からの「赤田代道沿い」では、6月の初旬に愛でることができるでしょうが・・・??