• 「ああ 楽しかった!」という満足感を味わえる「旅」を提案します

    2022年7月の尾瀬の「日光黄菅」について報告します!

    2022年の「日光黄菅」の見ごろについて、次のように推測しました?

    • 尾瀬ケ原・北縁道のいもり池南西では、7月16日~24日?
    • 尾瀬沼畔・大江湿原では、7月20日~26日?

    しかし、予測は大幅に前倒しにはずれてしまいました?

    22.7.9 大江湿原の日光黄菅 尾瀬沼ビジターセンターのブログからお借りしました
    22.7.9 北縁道・イモリ池南西の「鹿防柵ゾーン」の日光黄菅! 山ノ鼻ビジターセンターのブログらお借りしました

    予測後も、山ノ鼻および尾瀬沼両ビジターセンターのブログを見ていると、気温が平年より高く、各所で開花が予想以上の速さで進んでいましたので、「見ごろ期間」を再検討しました。9日の山ノ鼻ビジターセンターのブログ内のイモリ池南西の「鹿防柵内」の写真を見ると、早くも「見ごろ直前」に見え、12日では遅すぎ、11日には「見ごろになる?」ように見えました?入山日予定日を繰り上げて14日から「燧ケ岳山麓周回+尾瀬ヶ原周遊コース」で入山しました。

    2022年の「日光黄菅」の見ごろは下記の通り当初の予測よりも5~8日も早くなりました!

    • 尾瀬ケ原・北縁道のいもり池南西では、7月11日~20日!

    • 尾瀬沼畔・大江湿原では、7月12日~21日でした!

    場所により、数日の誤差があります

    尾瀬の日光黄菅報告!

    日光黄菅は2019年以来の「当たり年」で、雨まじりの曇り空ながら素晴らしい光景を目にすることができました!

    「日光黄菅の見事な群生」に思わず感嘆の声をあげてしまいました!

    尾瀬沼畔の大江湿原では、日光黄菅の群生地が、沼山峠を下り湿原に出た瞬間から尾瀬沼東岸手前の奥沢橋付近まで1.3kmほどの間、木道沿いに途切れなく続いていました!

    「尾瀬の開拓者」と称される 平野家の墓所がある「ヤナギランの丘」手前から大江湿原を俯瞰しました。湿原全体が「黄橙色の絨毯」に覆われているように見えます !

    尾瀬ヶ原・中田代でも2019年から「鹿防柵」が設置された北縁道のイモリ池南西で見事に「黄橙色の絨毯」が復活しました!

    北縁道の「鹿防柵内」をイモリ池方向から眺望しました。当たり年でに花が多く、大江湿原と同様「黄橙色の絨毯」に覆われているように見えました。

    さらに、かつての「群生地」である「下の大堀川沿いのビューポイント付近」でも、今年は、見られるレベルまで復活しました!

    2020年から「鹿防柵」が設置され、2015年以来の開花状況ではないかと思われました!

    尾瀬沼畔・大江湿原の見どころを列挙しました!

    御池の駐車場入り口、シャトルバス停前に植えられた日光黄菅ですが、残念なことに楽しんでいる人は多くはありませんでした?
    「鹿防柵ゲート」を過ぎて湿原に出た途端、人々は美しい光景に目を奪われて思わず立ち止まってしまいます!

    御池の駐車場入り口、シャトルバス停前に日光黄菅が植えられており、バスを待つ間の目を楽しませてくれています。尾瀬にきて最初に見る日光黄菅です! まるで「尾瀬は日光黄菅が見ごろだよ!」と教えてくれているかのようで、期待がどんどん膨らみます!

    バスを降りると大江湿原へ向かって登り始めます!沼山峠を越えて下り「鹿防柵ゲート」を過ぎると、木道の先に大江湿原が広がり、日光黄菅の「黄橙色」が目に飛び込んてきます!湿原に出ると、木道の周囲を中心に遥か先まで黄橙色に染まっています。ここから、尾瀬沼東岸台地手前の奥沢まで1.3kmほどの間、濃淡の差はあるものの日光黄菅が続いています。

    大江湿原沼山峠口からの日光黄菅です!

    大江湿原に出た途端に目にする光景です!

    大江湿原分岐付近です!

    日光黄菅、尾瀬沼へ向かう木道沿いだけでなく、左側の小淵沢田代へ向かう木道沿いや大江川沿いに咲いています!

    A-24の距離表示票及び土塁跡の表示板付近からの尾瀬沼方向です!

    ヤナギランの丘分岐手前からの尾瀬沼方向です!

    この一帯は、木道沿いに日光黄菅切れ目なく続いており「夏の尾瀬を歩いている」ことを実感させてくれるとても気持ちのよいルートです!

    ヤナギランの丘です

    ヤナギランの丘は、夏に紫色のヤナギランの花が群生して咲くことで知られいますが「尾瀬の開拓者」と称される平野家の墓所です! 初代長蔵氏、二代目の長英氏そして疲労遭難死された三代目長靖氏までの一族の墓とともに、長英氏による「武田久吉先生追慕の碑」あります!なお、丘は湿原を展望できる絶好の場所でもあります!墓参をし、礼を尽くしたのちに、大江湿原を眺望するのは、失礼にはならないと思います!

    日光黄菅が咲く平野家墓所と左側に武田久吉先生追慕の碑があります!
    ヤナギランの丘手前から、第2大江橋、第2テラス方向を望みます

    第2テラス付近からの尾瀬沼方向です

    昨年の日光黄菅は残念な咲き具合でした。今年は、あいにくの曇り空で燧ケ岳は、雲の中でした? 美しい光景を尾瀬沼ビジターセンターのブログで見つけましたのでお借りしました!

    A-29 の距離表示票付近からの尾瀬沼方向です!

    大江湿原分岐です!大江湿原の日光黄菅のビュースポットです!

    大江湿原分岐からの第1大江橋、三本落葉松方向です!ここもビュースポットです!

    大江湿原分岐からの奥沢橋、東岸台地方向です!

    展望デッキからの大江湿原全景です!

    展望デッキから大江湿原を望むと「黄橙色の絨毯」が広がっている様子がよくわかります!

    奥沢橋付近から大江湿原分岐方向です! ここもビュースポットです

    第1大江橋から振り返りました!

    続いて尾瀬ヶ原へ向かいます!

    尾瀬ヶ原の日光黄菅です

    尾瀬ヶ原では、北縁道・イモリ池南西の「鹿防柵内」、中田代・下の大堀川沿いの「ビューポイント周辺」のほかに、山ノ鼻ビジターセンターのブログに上田代・逆さ燧の池塘付近と山ノ鼻・植物見本園で「日光黄菅が咲いている」とありましたが、その他の地点について確認したいと思い見晴から周遊しました! 「多少なりとも日光黄菅が見られた地点」は、8カ所ありました(1本或いは2~3本が点在しているものは、除外しました)。

    日光黄菅を見ることができた地点を地図に記載しました。

    22.8 2022年の尾瀬ヶ原のニッコウキスゲ見どころ図 原本

    1及び2.見晴の環境省・見晴休憩所前と竜宮小屋の先で見つけました!

    3.下の大堀川沿いの「ビューポイント周辺」です!

    「竜宮現象池」を過ぎて「鹿防柵内」に入ります。「ビューポイント分岐」周辺では、昨年とは比べ物にならない程「日光黄菅」が増えていました! 近い将来、復活した「ビューポイント周辺の日光黄菅」を見ることができるでしょう?

    下の大堀川沿いの木道から本線へ戻る側道から下の大堀川橋への木道にかけての右側がこの周辺一番の見どころでした!

    4.上田代・逆さ燧の池等付近の日光黄菅です!

    例年、尾瀬ヶ原で最も早く解する地点の一として知られていますが、昨年に比べて随分と増えていました!

    5.山ノ鼻・植物本園の日光黄菅です!

    昨年の山ノ鼻ビジターセンターのブログでは、植物見本園の日光黄菅については中央通路での情報だけでした。今年は中央通路ではなく、周回木道奥のベンチ付近の情報でした。また、至仏山登山口沿いの池塘から見渡すと、昨年は殆ど見られなったのですが、やはり、「鹿防柵」の成果が出ているようで、柵内全域で黄橙色が目につくまでに増えていました!

    春先には、下の大堀川沿いのビューポイントにも劣らない「水芭蕉」の群生地となる中央通路沿いでも日光黄菅が増えていました!

    6.復活なった(?)北縁道・イモリ池南西の「鹿防柵内」の日光黄菅です!

    東電下の大堀橋を渡り拠水林を抜けると、驚くことに「鹿防柵内一面」が「黄橙色の絨毯」を敷いたように見えました!2019年の「鹿防柵」設置以来最も見事な光景でした!「日光黄菅が復活した!」とワクワクしながら眺めていた!

    拠水林を抜けると「見事な光景」が待っていました!
    拠水林を抜けてすぐの木道右側です!残念なことに曇り空で、燧ケ岳の頂き望めませんでした?
    黄橙色の絨毯の上を進んで行きます!
    しばらく歩いて振り返ると、一層鮮やかな「黄橙色の絨毯」に見えました!

    「鹿防柵」の北側の際まで「黄橙色の絨毯」が広がっていました!
    「鹿防柵」の北側の端で振り返ると、至仏山は雲で見えませんでしたが、「幻想的な光景」にしばし見とれてしまいました!

    7及び8.イモリ池北とヨッピ吊り橋南詰で咲いていました!

    イモリ池過ぎて、ヨッピ吊り橋へ向かう途中の木道沿いで日光黄菅が咲いていました! 「鹿防柵」を過ぎてイモリ池周辺では殆ど見ることはありませんでしたが、少し歩くと100mほどの間に途切れず点々と咲いていました!

    更に進みヨッピ吊り橋まで歩くと、竜宮十字路禍の木道が突き当る南詰に小ぢんまりと咲いていました!

     

    番外! 御池田代・ワイド木道の展望スペース際で咲いていました!

    燧裏林道を下り、御池田代の縁に敷かれたワイド木道を歩いてくると、展望テラスの際に1カ所だけ日光黄菅が咲いています!周囲では、ぱらぱらと咲いていますが目立ちません?御池田代も「鹿防柵」が設置されましたからその影響でしょうか?地ゴールの御池の駐車場直前での日光黄菅はまるて「お疲れさまでした!」と迎えてくれているようで、心が和みました!

    来年 2023年もまた日光黄菅の当たり年となりますよう祈念して、2022年夏の日光黄菅報告を終わります!

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