• 「ああ 楽しかった!」という満足感を味わえる「旅」を提案します

    8月1日、「2023年!三条の滝は8月20日で見納めです?」と書きましたが、これは事実に反していました。お詫びいたします。

    • 10月4日以降に三条の滝展望台を訪れる予定でおられた皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

    • 福島県自然保護課の工事関係者の皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

    なぜ、こうなったのか、

    予定期間内に工事が終えるかに大きな疑念を感じていたことが理由でした?

    • 三条の滝展望台(第一テラス)への道は、桟道手前に「10月20日〜5月20までの期間は鎖を取り外しますので利用できません 福島県」と刻まれた案内板がありました(但し、2021年7月には、雪のためか杭が折れて放置されていました)から、工事終了予定の10月3日の翌日から17日間しかなく日程的に厳しい状況と推測した。
    • これまでの尾瀬における各種の工事のすべてが予定通りに終えていたわけではなく、気象条件の悪化等による工期のずれ込みが予想された
    • 尾瀬を訪れる入山者のうち、三条の滝を訪れる人々は、「思い立ったが吉日」的感覚ではなく、事前に計画を立てて入山することから、「展望台へ行けない事態」に遭遇しない案内が求められる

    これらの要件を検討した結果、工事は10月3日終了(予定)とあった上、自然保護課に問い合わせもせずに、あたかもこれで年内は行けないものと断定し、事実と異なる情報を提供してしまいました。きわめて初歩的なミスでありました。その結果、関係する皆様にご迷惑をかけてしまいました。申し訳ありませんでした。

    工事後の展望台への道は次の様に改修されていました!

    10月4日から通行できるようになった工事個所の新旧の写真を並べました。福島県自然保護課にお聞きしましたら、資材は従来の木製から耐久性等に優れた資材に変えて利用しているとのことでした。また、雨等で踏み面が濡れると滑りやすかった点も改善されているようです?

    1.展望台へ下りる急な勾配の梯子段手前の階段です!

    これまでは木道階段で、風雪に弱かった点を工夫したとのことでした。また、階段の蹴上げの高さは低くなり大きく改善されたことが分かります。

    2.展望台へ降りる梯子段状の階段です!こちらは、残念なことに急な勾配は改善されていません?

    1. 展望台へはこの梯子段のような階段を降りますが、勾配がとても急なうえに踏み面が細かったことから降りるのにとても難儀してきました。
    2. 今回の改修でこの点が改善されることを願っていましたが、自然保護課では「勾配を緩くするためのスペースが確保できないので、従来のスタイルを変更できなかった」と答えておりました。
    3. 階段の勾配について2019年の写真と比較すると、見比べた感じでは勾配は、同じか少し強くなったのではと思えるようです。あくまで見た目です。
    4. 踏み面については大きく改善され、梯子ではなく階段と呼べる幅を確保していますから、歩きやすくなり負担が減っています。
    5. 手すりは固定式から変更されていますが、利用勝手には?を感じるように思います。

    2023年の三条の滝展望台への通行は、10月15日が最終日です。

    毎年10月20日に閉鎖するものだとばかり思っていましたが、そうではありませんでした?

    三条の滝展望台(第一テラス)へ行く手前にかつての展望台が設置されていた広場(第二テラス)があります。この第二テラスと第一テラスをつなぐ「桟道」の手前に展望台への道の閉鎖期間についての案内板が設置されています。この案内板には、次の様に刻まれています

    「10月20日〜5月20日までの期間は、クサリをとりはずしますのでこれより先の利用はできません  福島県」

    この案内板は、2020年冬に雪のためか杭が折れたあと、同年7月(左の写真)には片づけられました。しかし、10月(右の写真)にはそれまで立ててあった場所に入山者に見えるように置かれていました。

    2021年10月以降もほぼ同じところに入山者から見えるように置かれています?

    2022年7月及び10月そして2023年6月にも2021年10と同じ場所に入山者から見えるように配置されていましたから、この案内板を活用している、即ち「この内容が有効である」と福島県は承知していたと看做されるでしょう?

    ところが、10年前から10月20日以前に道は閉鎖されていました?

    • これまで10月20日以降に尾瀬を歩いたことはありませんでした。
    • 三条の滝の工事について調べるまで、展望台への道は案内板通りに20日に閉鎖されているとばかり思っていました。
    • ところが調べると、この道は、毎年閉鎖する日が相違していることが分かりました?
    • 右の図のようにこの10年間、毎年閉鎖日がずれていました。
    • 山の鼻ビジターセンターが閉鎖日について案内する日も、その方法も一定ではなく、毎年相違していました。
    • 2022年からは、右に記載の日からブログに一定期間別ページで案内しています。

    富士山の夏季登山は毎年9月10日に閉山しますし、上高地では毎年11月15日に閉山式を行いますが、尾瀬の三条の滝展望台への道の閉鎖日は毎年違います?

    • 尾瀬でも春先には、例えば2023年4月には尾瀬保護財団のホームページに「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」が発表され、山小屋・キャンプ場・休憩所の営業予定等、公衆トイレの開設予定についてや尾瀬ヶ原の橋板について等々入山者に必要な情報を提供しています。
    • 「三条の滝展望台への開通日」は記載されてきませんでした。
    • わずかに「展望台への道の閉鎖日」は、昨年から載るようになりました。
    • 公衆トイレの利用可能期間やこれらの通行可能期間については、尾瀬でも春先に発表され入山前から周知されています。
    • 三条の滝探訪代をコースに組み込む入山者が直前にならなければ情報が得られない状況はいかがなものでしょうか?

    閉鎖日は、どのように決められ、公表されてきたのでしょうか?

    • 閉鎖日について福島県自然保護課に問い合わせますと「閉鎖日はこちらではわからない。桧枝岐村のほうに聞いてもらいたい」とのことでした。
    • 桧枝岐温泉観光協会に問い合わせましたら「閉鎖作業については業務委託をしており、閉鎖日についての判断も委託している」とのことでした。
    • 同協会のホームページの「お知らせ」には、10月4日付で工事の終了と併せて「三条の滝展望台登山道の改修工事が終了し、本日(10月4日)より通行可能になりました。また、今シーズンの三条の滝展望台の柵の撤去は10月16日(月)に行います・・・」と16日閉鎖の案内もしています。
    • 2023年の開通については、5月18日に「三条ノ滝展望台の柵の設置が完了し、三条ノ滝展望台へ入ることが可能になりました。・・・」と案内しています。
    • 2022年の閉鎖については、10月16日に「2022年シーズンの三条の滝展望台は、10月16日12時頃より冬期閉鎖いたします。・・・」と案内しています。
    • これまでの作業後又は作業当日の案内は、入山者にとっては意味のない案内でした。

    関係者がお互いにもたれかからず、入山者の求めを先取りし、必要な情報を早く届ける体制を確立しなければ、すべての人々がつらい結末を招くことになると思われます?

    2022年までの段階で入山者数の回復が、尾瀬は上高地や富士山に比べ大きく後れを取っているのは紛れもない事実です!

    2022年までの尾瀬、富士山そして上高地の入山者数をまとめてみました。この3地区の中で新型コロナ感染拡大により入山者数が大きく減少した後の回復率は、尾瀬が最も低く、入山者数の減少が際立っています。特に沼山峠口の入山者数の回復度合いが最も低い状態です。上高地では順調に回復していますし、入山料徴収問題で入山者数が減少している富士山では、日本人は減少が続いていますが、外国人登山者の急拡大で回復が進んでいます。

    す。

     

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