• 「ああ 楽しかった!」という満足感を味わえる「旅」を提案します

    6月19日、埼葛地区から尾瀬に行けるようになります!?

    新型コロナウイルスの感染予防対策として、4月7日に7都府県に宣言され、16日に全国に拡大された「緊急事態宣言」が、5月25日の5都道県を最後に全国で解除となりました。これに伴い、6月19日からは尾瀬を含めて、県境を越えての移動ができるようになり、埼葛地区からも尾瀬へ行くことが可能となりました。しかし、これによって従来と同じように尾瀬を歩くことができるかというと、その点は難しいようです??

    6月中の尾瀬への入山口は、群馬県側からだけと変わらず!?

    尾瀬への入山口は、群馬県側と福島県側にありますが、6月中の入山口は、これまでの発表と変わらず、群馬県側だけです。福島県側の御池の駐車場の利用及び御池⇔沼山峠下登山口間のシャトルバスは、7月1日からと変更ありません。

    6月19日には、水芭蕉は殆ど見頃が終わっています!?

    「尾瀬」といえば、「水芭蕉」といわれるほど尾瀬とつながりの深い花ですが、残念なことに「水芭蕉」の「可憐な白い姿を見ることはできないと思われます。「環境省・インターネット自然研究所」の「尾瀬沼畔からの燧ケ岳」のライブ映像から、今年の尾瀬沼畔・大江湿原の雪解けは、2018年よりは遅く、2019年よりは早いものでした。このことから尾瀬地区における「百舌鳥芭蕉の見頃」は平年より少し早め出会った推測されます。さらに平年より尾瀬ヶ原よりも4~7日ほど「水芭蕉の見頃」が遅い「尾瀬沼畔」で、2019年は6月17日頃に見頃が終えています。よって、19日以降に尾瀬地域において見ることができる水芭蕉は、「尾瀬ヶ原林道や燧裏林道の一部(アヤメ平は除きます)」ではないかと思われます。湿原では、おそらく立山竜胆、稚児車、姫石楠花や小梅蕙草などが咲き誇っていることかと思われます。(雪解け日や見頃期間等は、尾瀬保護財団の「尾瀬情報」等を参考資料として推定しました)

     

    山小屋・売店やトイレは、大半が7月1日から利用可能です(一部の山小屋は休業します)!

    7月には、福島県・檜枝岐村からの入山が可能になります。山小屋の宿泊もできるようになり、帰りの時間を気にすることなく、ゆっくりと尾瀬を愉しむことができるようになります。下図は、7月1日以降の尾瀬地域の山小屋や売店、トイレ等の状況をまとめたものです。2019年との相違点は、次のように三軒の山小屋が休業し、一軒の営業日が未定であることなど大きく相違しています。

    • 山ノ鼻の尾瀬ロッジ(「工事のため、当分の間休業」とのことですが、「夏以降に営業をする」ことは難しいとのことでした)
    • 見晴の尾瀬小屋(早い段階からホームページで今年度の休業と案内されていました)
    • 見晴の第二長蔵小屋(6月7日にホームページに掲載されていました。)が休業します。
    • 更に、尾瀬沼畔の長蔵小屋は、開業に向けて準備中とあり、ネットでの予約はできない状態です(6月15日現在)
    • 登山道の状況について尾瀬保護財団の案内では、4本の登山道が「通行止及び状況不明」とあります。この中で「尾瀬沼南岸道」及び「燧ケ岳への直登ルートであるナデックボ登山道」は、「前年と同様の通行止」です。「八木沢道は状況不明」です。
    • 残る「三条の滝林道の平滑の滝⇔三条の滝分岐間」については、「途中の橋が流されたため」とあります。この区間には「ナナシ沢橋」と「下の大橇沢橋」の2本があります。どちらの橋が流されたのか不明ですが、復旧には時間がかかりそうです。
    • 尾瀬域内のトイレは、尾瀬保護財団の試料によれば7月1日の段階で赤田代、竜宮と尾瀬沼畔沼尻の3か所の使用開始日が未定とあります。
    • 尾瀬地域にはクマが生息しています。今年は、5月半ばから入山が禁止されたことから、クマの生息域が大きく拡大していることが想像されます。クマよけのスズなど忘れないようにしましょう
    • 救急体制については、これまでと同様とありますから、熊対策も含めて行動には細心の注意が必要かと思います。
    • 最後に、尾瀬保護財団の注意書きの中に、「樹林帯の中には残雪があるので歩行に注意・・・」と記述がありますが、尾瀬ヶ原林道、段吉新道そして燧裏林道では、6月19日以降は問題ないと思われますが、雨などで濡れた木道は滑りやすいので注意してください。
    20.6.12からの状況  

    やはり、尾瀬は7月1日以降にしたほうがよさそうです!

    無理をせずに、7月に入ってから尾瀬に向かうことをおすすめします!、7月になると尾瀬では、ワタスゲの白い綿毛の白(綿菅は、当たり年と不作の年があります。昨年は不作気味でしたから、今年は期待ができると思います)! 檜扇菖蒲や杜若の紫! ピンクのサワラン・トキソウや蔓苔桃! 蓮華躑躅の赤! そして大本命の日光黄菅の黄色!等々と、総天然色の百花繚乱を目にすることができます! 特に、「尾瀬沼畔・大江湿原」や「尾瀬ヶ原・北縁道のシカ防護柵ゾーン」で見事な日光黄菅を見ることができます(シカ対策の防護柵作業等の経緯に影響されます)!

     

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