知っていますか?
「JTB」が「Go Toトラベル支援事業」を食い物にして大幅に値上げをした「旅行商品」を販売していることを!
新聞紙面に載っていた「JTB」の「旅行商品の広告」で、2019年に比べて価格が大きく値上げした「プラン」についての2回目の報告です!?
2019年と2020年に朝日新聞紙面に載っていた「JTB」の「旅行商品」の広告を比較すると、内容が「ほぼ似通っている」か「サービスがほぼ同じである」にも拘らず、商品価格が大きく値上がりしている「プラン」がたくさんあります!?
次の二つのプランも商品価格が大きく値上がりしています!
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「秋の香嵐渓・小原の四季桜と伊勢湾クルーズ・伊勢神宮両宮参拝 2日間」
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「伊勢神宮と世界遺産 熊野三山めぐり 2日間」
2019年の広告 2020年の広告
2019年と2020年の広告を拡大しました!

2019年と2020年 どこが変わったのでしょう?
「JTB」は、「新型コロナウイルス感染防止対策」として、「バスはゆとりの座席配置」記載しています。最小催行人員について2020年は25人に変更していますが、「ゆとりの座席配置」の具体的な記述はありません?
「秋の香嵐渓・小原の四季桜と伊勢湾クルーズ・伊勢神宮両宮参拝 2日間」では?
- このプランは、「伊勢神宮参拝」と紅葉で名高い「香嵐渓」をバスで巡る上に「船で伊勢湾を横断する」という「盛りだくさんのプラン」です!
- 2日間で走行距離約450km、凡そ9時間のバス旅となりますが、1日目は約330km、凡そ5時間半(Google検索を参考にしました。以降の走行距離及び所要時間の記述はGoogle検索を参考にしています)のバス旅です? 特に「小原の四季桜」を見た後は、宿泊先まで200km以上を移動するという強行日程です。
- 2020年は1日目の日程が変更となっています。新幹線の下車駅が静岡駅から浜松駅に、「小國神社参拝」が「小原の四季桜」見学にとそれぞれ変更しています。
- 浜松駅からバスで「紅葉の名所である香嵐渓」へ、続いて「小原の四季桜」に回りますが、例年「香嵐渓への道路」は大渋滞」となることでも有名です。よってバスの移動は「渋滞に巻き込まれる」ことが十分に予想されます?
- 2019年は「夕食はホテルにて季節のバイキング(90分)をご用意」と特記していますが、2020年にはありません。
- 商品価格は2019年比で19~31%と大きく上昇しています。宿泊先の変更もなく、不可解です
「伊勢神宮と世界遺産 熊野三山めぐり 2日間」では?
- このプランは、広告にも記載されている通り「個人ではまわりにくい」であろう「伊勢神宮内宮参拝」と世界遺産の「熊野三山」を1泊2日で巡るという「盛りだくさんの強行日程プラン」です!
- 三河安城からバスに乗り換え、伊勢神宮・内宮を参拝すると紀伊半島の東南岸を串本まで南下します。翌日は「熊野三山」などを巡り、三河安城までバスで移動します。2日間でバスの走行距離だけで600km以上、乗車時間は優に10時間を超える「プラン」です!
- 2020年は2日目の日程が変更となっています。2019年は最初に訪れている潮岬が割愛されています。しかし、潮岬の観光タワーは別料金である上、バスの移動は、距離が約15km、乗車時間が25分弱短縮されています。
- 2019年は「夕食はホテルにて和会席をご用意しました」と特記していますが、2020年にはありません。
- 宿泊先及び訪問先が殆ど変更ないにも拘わらず、商品価格が2019年比で28~31%も上昇しているのは、不可解です?
「JTB」の新型コロナ感染防止対策とは?
- 「JTB」は、「新型コロナウイルス感染防止対策」を掲げており、「検温実施」や「マスク着用」そして「バスはゆとりの座席配置」を掲げています。
- また、最小催行人員を25人に変更していますが、「ゆとりの座席配置」の具体的な記述はありませんし、宿泊施設や見学地等の諸施設の「対策」についても記述はありません?
- さらに、バスでは「ゆとりの座席配置」がなされたとしても、2020年は2019年に比べ、日程が想像以上に「密」となっています! そのため逆に行程の随所で「三密(密集・密接・密閉)」を招く恐れが大きくなっています?
同業他社は、どうなのでしょう?
「JTB」同様に朝日新聞に載っていた「阪急交通社」と「HIS」の広告と比較してみます

上記の4つのプラン内容を比較して表にしてみました!?

「阪急交通社」及び「HIS」の広告と比較してはっきりしたことは?
- 「阪急交通社」及び「HIS」の2020年における、「ほぼ同一プランの商品価格」は、2019年に比べて、96~109%の範囲内でした。
- 商品価格の上昇は9%と一桁である上、2019年よりも低い価格のプランもあります?
- 「JTB」、「阪急交通社」、「HIS」そして「クラブツーリズム」も含めて旅行商品価格の記載方法は、「GoToトラベル」のマニュアルには沿っています。
- しかし、「阪急交通社」、「HIS」そして「日本旅行」は「商品価格」と「実売価格」が大きく併記されていますが、「JTB」は従来の表記を連想させる表記方法で、「実売価格」と「GoToトラベル事業の給付金額」を大きく併記し、「商品価格」は別枠で小さく表示しており、あたかも「実売価格」が「商品価格」であると錯覚するように見える工夫(?)を推測させます。
結論!「JTB」の大幅な値上げは、不可解です!
JTBは日本最大の旅行業社ですが 、「旅行者」よりも「自社の利益を第1に考える」経営姿勢が徹底しています!
- 新聞に掲載した広告の中で第1回目に取り上げた「奥只見湖・八海山 2つの絶景遊覧と越後 紅葉紀行 2日間」や「京都・奈良・滋賀 紅葉めぐり 3日間」の場合は、17〜64%も高い価格設定をしていましたし、3回目に取り上げた「日本三景 天橋立ウォーキングと伊根の舟屋・丹後半島巡り 2日間」及び「紅舞う越後 10景 2日間」の場合でも19〜31%も高い価格設定をでした(「日本三景 天橋立ウォーキングと伊根の舟屋・丹後半島巡り 2日間」の最高価格は、なぜか4%だけ高い価格設定です)?
- 今回取り上げた「秋の香嵐渓・小原の四季桜と伊勢湾クルーズ・伊勢神宮両宮参拝 2日間」及び「伊勢神宮と世界遺産 熊野三山めぐり 2日間」でも 21~31%も高い価格設定でした?
国交省さん!「GoToトラベル事業」を、菅官房長官(当時)とともに強引に推し進めてきた公明党所属の赤羽国交大臣 そして「GoToトラベル事業」から東京が除外された際にいち早くキャンセル補償を強力に要求し実現させた、「庶民の味方」を標榜する公明党さん!
「JTB」の「GoToトラベル支援事業」を利用したあくどい便乗値上げ的な錬金術を野放しにしているのはなぜですか?
どんなに鈍感でも、「阪急交通社」及び「HIS」と「JTB」のどちらが「Go Toトラベル」支援事業を「食い物にしている」のかがよくわかるでしょう! 旅行者を嘗め切った上に国をも甘く見て、「便乗値上げ的方法」でずる賢く儲けようという「JTB」を野放しにしてはならないと思いますが、いかがですか??
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