• 「ああ 楽しかった!」という満足感を味わえる「旅」を提案します

    2025年5月!尾瀬は昨年に比べ雪の多い幕開けとなりました?

    しかし、下の大堀川・ビューポイントでは、18日ころには見ごろになると思われます?

    2025年5月6日と2024年5月6日の長蔵小屋裏の展望デッキからの大江湿原の画像を比べると積雪量が大きく違っていました?

    今年(2025年)の画像です! 昨年の画像と比べようがありません?

    2025年5月6日の大江湿原 環境省インターネット自然研究所のライブ映像「尾瀬沼」より

    昨年(2024年)の画像とこれまでのカメラ設置場所(尾瀬沼東岸の公衆トイレ)です

    2024年5月8日の画像です。             10月16日、カメラの移設作業中の画像です

    尾瀬の積雪量についての記録を知りません。映像では、尾瀬沼畔に環境省インターネット自然研究所の「ライブ画像」用のカメラが設置されており、映像から推測できましたが、これも昨年10月にカメラの設置場所が変更(実は、これまでも劣悪な条件の画像でしたので、問合せをするための基礎資料にと、設置場所を見に行ったところ、なんとその日に「カメラの移動作業」がなされていました)になり、それまでの画像との整合性が取れなくなり、今年度は目測でしか推測もできません?

    尾瀬の積雪量の記録を目にしていないので、調べました!すると?

    2025年の雪の状況は、2022年とよく似ていました!?

    1. 尾瀬を囲む周辺の積雪量の推移を調べました。

    「今年はどれほど多いのか?」「どうすればわかるのか?」いろいろ思案して、尾瀬周辺の気象庁の観測データを利用することとしました。尾瀬国立公園を構成する4県の尾瀬に最も近い気象観測所の記録を調べることで、ある程度の情報を得られると思われました。調べると各県に1か所づつ、新潟県魚沼市小出、群馬県みなかみ町藤原、福島県檜枝岐村そして栃木県日光市土呂部に設置されていました。このうち、栃木県の土呂部は積雪量の記載がほとんどないことから、新潟、福島と群馬の3カ所の2019年からの積雪量の推移を調べました。すると、この3カ所の積雪量の傾向がほほ同じであることが分かりました。

    3カ所とも2022年とほぼ同じ傾向が見られ、2025年の積雪量は2022年型でありました!

    群馬県の藤原と新潟県の小出は、ともに2022年と2025年の積雪量の推移がほぼ同じで、雪解け日はともに1日の差でした。また、福島県では3月6日に90㌢近くまで開きがあったものの、2025年に3月末から4月半ばまで断続的な降雪があり、4月末の雪解け日2日の総意でしかありませんでした。このことから、「大胆すぎる判断」と言われそうですが、尾瀬においても20255年は、2022年とほぼ同様の推移をしていると見ました。!

    2. 続いて尾瀬地域の積雪状況を調査しました!

    資料として に掲載されている各氏の活動報告、特に画像を資料として利用させていただきました。さらに龍宮小屋のブログに記載の画像も併せて利用させていただきました。心から御礼申し上げます。なお、画像を一部トリミングさせていただいています。

    2-1「YMAP 活動日記」掲載の至仏山から尾瀬ヶ原を俯瞰した画像をお借りして2022年と2025年の5月5日の尾瀬ヶ原の雪の状況を比較しました。

    両年の俯瞰図を比較すると

    1. 湿原の雪どけは、2025年は2022年に比べ1両日ほど早いように見えます。
    2. 雪解けが、中田代及び上田代の逆さ燧の池塘周辺が進んでいるのは、雪解けと池塘の間に「相関関係」があるからでしょう?
    3. 2022年は川上川の拠水林~東側一帯に5月中、下旬に「幻のように出現する尾瀬ヶ原湖」が大きく広がっており、このエリアの雪どけのペースが大きく相違しています。
    4. 各河川の流水量は、明白に2022年が多いことが分かります。これは、2022年は、雪解け水だけでなく、雨が多かったので流域の雪どけが一層進んだことが分かっています。

    2-2 尾瀬地域の20地点の2022年と2025年の5月初旬の状況を比較してみました?

    両年の画像を比較すると

    1. 鳩待峠周辺では、2025年が多いようです。
    2. 鳩待峠から山の鼻間の「鳩待峠道」は、資料がなく判断できません。
    3. 山ノ鼻地区は目立つ相違は感じられません。
    4. 原の川上川橋から上の大堀川橋までの間は前述のとおり、雪解けのペースが大きく相違しています。
    5. 中田代の牛首分岐から見晴までは、両年の間に特段の相違は見られません。
    6. 尾瀬沼地区も2025年が気持ち的に多く感じますが、実際はほぼ同じであろうと思います。

    3. 2022年と2024年の尾瀬ヶ原及び尾瀬沼畔の水芭蕉の見ごろ期間は次の通りです!

    これらの資料から、

    2025年の尾瀬の雪解けは、「2022年と同程度か1~3日遅れる」と推測しました!

    先頭を走るのは、2年続けて残念な結果に終わった「下の大堀川・ビューポイント」でしょう! 18日には見ごろを迎えると思われます!

    このあと、天候が平年並みに推移すれば

    • 5月18日には下の大堀川・ビューポイントで最初に見ごろを迎えるでしょう?

    • 21日には尾瀬地域で唯一新潟県に属する笹山田代で見ごろを迎えるでしょう!ビューポイントが至仏山とのコラボで知られていますが、笹山田代は、燧ケ岳とのコラボで知られています!

    • 25日には「テンマ湿原」、「長沢口」、「赤田代分岐南」や牛首分岐に近い「北縁道・カップルベンチ付近」で見ごろ迎えるでしょう!

    • そして尾瀬全域へと広がってゆくものと思われます?

    • 尾瀬沼畔では、釜堀沢湿原で28日に最初に見ごろを迎えると思われます。

    全尾瀬地域の推測見ごろ期間をまとめました。

    尾瀬地区の水芭蕉をフルコースで楽しむなら?

    福島県・檜枝岐村から入山する「燧ケ岳山麓周回+尾瀬ヶ原周遊コースが最適です!

    全尾瀬地域の「主な水芭蕉の見どころ」をフルコースで楽しむルートを地図に落とし込みました!

    尾瀬を代表する「水芭蕉の見どころ」といえば、中田代・下の大堀川沿いの「ビューポイント」です!

    2023年、2024年とビューポイントの水芭蕉は残念な結果に終わりましたが、今年はとても期待ができそうです!?

    尾瀬ヶ原の木道沿いの湿原のうち、唯一新潟県に属する北縁道の笹山田代です

    鳩待峠道のテンマ湿原です!

    竜宮十字路南の長沢口です!

    北縁道・カップルベンチ付近です!

    尾瀬ロッジ前の山ノ鼻口から原の川上川橋周辺です!

    山の鼻地区は、尾瀬ヶ原の湿原の中では雪解けが遅い地域ですが、雪が消えると湿原へ木道の周囲では、水芭蕉が一斉に開花し、「見事な光景」を見せてくれます!

     

    さあ!尾瀬の水芭蕉をゆっくりと探訪しましょう!

    尾瀬への入山について

    1. 「尾瀬国立公園の交通対策のお知らせ 2025年版」のご案内

    例年、作成されている「尾瀬国立公園の交通対策のお知らせ 2025年版」を下記に載せました。

    2.その他の注意点

    2-1. 残雪にご注意を

    尾瀬ヶ原或いは尾瀬沼に入るまでの道や尾瀬沼⇔尾瀬ヶ原の見晴を結ぶ尾瀬ヶ原林道や三条の滝林道そして燧裏浦林道では、残雪に注意が必要です。2022年大江湿原は5月26日に雪解けしました?しかし、沼山峠下登山口から大江湿原に出るまでの沼山峠道では、随所で雪が残っています。アイゼンは必要ないと思いますが、軽アイゼンを持参することも選択肢の一つです。

    2-2. 檜枝岐村・御池から沼山峠下登山口までのシャトルバス5月24日開始です!

    檜枝岐村・御池から沼山峠下登山口までの「シャトルバス」は5月24日運航開始ですが、バスを取り巻く情勢は大きく変わっています。 会津バスが公表している注意点を添付しました。

    さあ!準備万端整えて、で水芭蕉を求めて尾瀬に出かけましょう!

     「YAMAP/活動日記には、ほぼリアルタイムで尾瀬ヶ原の情報が掲載されています。

    • 4月後半の尾瀬ヶ原の状況をリアルタイムで教えてもらいました。心配していた「降霜の被害」は見られませんでしたが、雪解けの早さにに驚くとともに水芭蕉の見ごろが想定以上に早まっていることを教えてもらいました。

    • 「YAMAP/ヤマップ」さん、そして写真を利用させていただいた皆様、ありがとうございました。ありがとうございました。

    尾瀬を訪れることに関する問い合わせや相談は、下記へお気軽にどうぞ なお、記載内容等についての質問、問題点がある場合も電話又はメールにてお願いします

    電話の場合は、下記へお願いします

      080-9536-4334 埼葛旅文化研究所

    メールの場合は下記へお願いします